小諸 里山の愉しみ

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2008年 01月 15日

あの時の歌は

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先週末、三十年振りに高校の同級会がありまして、参加してまいりました。恩師は大正生まれで今年年男なのだそうですが、お元気で矍鑠としていらっしゃり、これが一番嬉しいことでした。すろうりぃには、以前テレビでたまたま君を見て、たいへん嬉しかったことなどおっしゃっていただいたり、父母の安否などお気遣い頂いたりと、恐縮の限りでした。
 同級生諸君はというと、まあ、これは少なくとも見かけは千差万別になっておりましたが、中身はそんなに変わるものではないですよね、少し話すうちにはそれぞれ充実しながらも悪戦苦闘の様子が分かりました。
 さて、この恩師が最初のホームルームで歌を歌って下さったのが、強く印象に残っており、何を歌って下さったのか、お訊きするのも今回の大事な用件と密かに期しておりました。で、それをお訊きすると、当時詩吟を習っていらっしゃって石川啄木の歌を二首歌って下さったとのことでした。
 が、その上驚喜しましたことには、一足先にお帰りになるときに、その二首をご披露して下さったことでした。その入学式を終えたばかりで、教室の教壇で歌って下さった光景と、ただいま歌って下さっている光景とが二重写しになり、万感胸に迫りました。もちろん他の同郷生諸君にもそのとき歌って下さった歌だと補足して思いだしてもらいました。
 自分の今までの長らくの不肖振りを大いに悔いつつ、温かくなったら、うちの店にお呼びする旨申し上げて店外までお見送りしたことでした。(よだ おんしのおん すろうりぃ記す)

by satoyama-06 | 2008-01-15 14:24


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