小諸 里山の愉しみ

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2007年 09月 10日

10年間

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今日は真面目に書きます。蚊にも負けずに…!!!
どうか最後まで読んで下さい。

この道は私が年長さんから中3まで
通っていた道です。
真っ直ぐなんですよ。本当に。
最初から最後まで。全くつまらない通学路です。
だから路地みたいなジグザグした道に
憧れたもんです。
でも思い出はいっぱいあるんです。
年長さんの頃。一人がこわくて、
歌を唄ったり一人芝居をやりながら帰りました。
道端でトイレして知り合いに見られました。
「白山」というバス停の名をばかにされたりもしました。

小学校では、春にはふきのとうをとって帰り
6月くらいになればアカシアをつんで、花をぼろぼろ落としながらいえに持ち帰り、
夏には桑の実を食べ口まわりを紫にして帰り
冬になれば道から下の田圃に
大の字に走りおちて友達と自分の形を比べあいました。

中学生になり、友達とバス停で立ち話をしてから
反対方向にばいばいするようになり、
中学になって始めて知る人間関係に
悩まされながら帰ったり、
忍たまらんたろうが終わっちゃうとか
急いで帰ったり、
いつもとちがう道通ってみるかなんて
遠回りして帰ったり、
3年の役員をつとまされた時は
いろいろ考えながらのろのろ帰ったり、
その日の気分にあった歌をうたいながら帰ったり、
その日の出来事を思いだしながら帰ったり、
受験生になればもぉすぐで終わる、
あっとゆうまに終わる、と思いながら帰ったり、
冬は街灯が一つもなく、
白山を使うのは私だけでした。

思えばのんと出会ったのもこの道。

なんだかいろんな思い出があります。
今日帰るすべがなく高校入って以来始めてバスにのりました。
懐かしい後輩の顔も見れました。

でもこのバスとはもうお別れです。
来月には運行しません。
そんな事をバスの中で知って
一歩一歩
一つ一つ
の景色をあんな事こんな事
思い出しながら歩きました。
この道いつでも歩けるけど、このバスにのって
このバス停でおりてそしてこの道を歩いて、
それで、私の通学路です。

思い出は消えません。
10年間ありがとう。



白山はいつまでも私だけのバス停です。




筆、コムスメ

by satoyama-06 | 2007-09-10 21:54


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