「ロバの学校」では毎年全体のテーマが設けられますが、今年のテーマは「?」ーはてな?ーでした。そのテーマに従って楽器を作りましたが、今年は直接の楽器というよりは、半分空想楽器で、こんな音がするんじゃないかな、という想いをこめた「観賞楽器」だったそうです。ただし音もそれなりに出る手作り楽器です。
驚くほど豊饒な発想の素敵な楽器がたくさんできましたが、そういう際のロバの音楽座の皆さんのお話を伺っても、しきりに子どもの感性の豊かさに驚いたり、喜んだりしていらっしゃいます。
そんなうれしそうな様子を見て、用務員側のスタッフの一人が、いみじくも申しましたが、子供達から豊かなものをもらえるから、こんなに二十七年もこの学校を続けてこられたんじゃないかと。確かにしてあげるばっかり、世話してあげるばっかりで続けられるものではないでしょうね。ロバの音楽座のインスピレーション・元気の元(の多く)はここにあるんでしょうね。
でもさすがに三泊四日の学校が終わった後は、一週間くらいの「リハビリ」が必要だなどと笑っておっしゃっていました。
さて上の楽器、どんな音がするんでしょうね?(よだ くうそうがっき すろうりぃ記す)