小諸 里山の愉しみ

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2010年 10月 06日

大収穫祭 「ロバ書房」開店準備中

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今週末に迫りました大収穫祭の準備中です。
「国境なき料理人」による土釜料理はじめジャンベのワークショップとコンサート。そしてこの日を初日に始まる東チモールに関する写真展。また野菜の青空市場、雑貨店と、てんこ盛りの内容!
すろうりぃは古本市「ロバ書房」を開店しますので、そのあたりを中心に準備に余念がありません。そこで今回は「ロバ書房」の広告宣伝を致します。
実はせめて一度で良いから古本屋の親父をやりたかったんですよね。その無愛想さ、書籍に対する愛着ないし執念、少しだけ誇り、違った、埃っぽい店内。
尊敬する京都は左京区一乗寺(?)の「二宮書店」(これって勝手なあだ名です。)のように、広からぬ書店の真ん中に書架をどけてレコードプレーヤーを置き、好きなクラシックレコードをかけながら商売をするという、信じられない贅沢を見習って、じゃあ、おれはきつ〜いブルースやRBのレコードでもかけながら古本屋の親父を一日務めようかなと思っていたんですよね・・・
まあ、本業の喫茶店の主を務めなければならないので古本市は結局無人販売で、出店点数もそれほど多くはないのですが、せめて古本を紹介する思いの一端でも「ロバ書房」来店のお客様にお伝えしたいと欲を出しまして、書籍たちの紹介文を作成中です。その一部をご紹介しますね。他ならぬあなたの!!ご来店をお待ちしてます。(よだ ぱたぱたはたきおやじ すろうりぃ記す)  

岩波文庫 全点すべて100圓均一 古きから新しきまでずら〜り!
「岩波茂雄という人はいわゆる一つのメイクカルチャーをなしとげた人ですね。」と長嶋茂雄は語った。


「アテネ文庫」 忘れてならない文庫
終戦後雨後のタケノコのように出版が相次ぎましたが、このアテネ文庫もその一つです。このような文庫はまずその創刊趣旨書を讀むのがいいですね。その時代の空気と気概が生き生きと伝わってくるのが嬉しい。またそのような戦後間もなく出版された書籍に共通する事ですが、はっきり言って粗悪な紙で印刷製本されています。その時代の性急な思いを感じ取れるのも嬉しい事です。もう一つ、いわゆる時代がかると、その出版されている内容自体も興味深い対象になります。

文庫本のハードカバー
文庫本にもハードカバーがあります。どんなところにあるかと申しますと、中学校や高校の図書館に納められています。若き世代の多くの少年たちに名作の数々をたくさん讀んでもらいたいとの出版社の熱意と良心によって出来たハードカバー本です。
こちらは学校から払い下げて頂いたご本達ですので、0圓。無料でお渡し致します。特に青少年が持って行ってくれたら嬉しい!(でも、ちゃんと讀んでね。)

『空海の夢』 若き日の松岡正剛の名著。

『失われた時』 マルセル プルーストの20世紀を代表する名著の一つ。何とこれが全巻揃って××圓!しかも新品同様の新しさ。

「広辞林」 
どんな時代になろうともプリントアウトされて手に持って讀むという「書物」の重要性は永遠不滅です!しかもこの「広辞林」は革製。手に取った時その表紙から伝わって来る出版社(者)の想いを感じ取れます。革表紙は使い込む程に愛おしさがいや増します。

by satoyama-06 | 2010-10-06 23:49


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