小諸 里山の愉しみ

satoyama06.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2009年 12月 04日

東大寺散策(参)

東大寺散策(参)_b0120165_21293135.jpg

これって、何でしょう?
東大寺は華厳宗の総本山です。華厳宗と言って、聞いたことないなあという方もいらっしゃるかもしれませんが、膨大なお経の一つに「華厳経」という有名なお経があります。それは言わば宇宙論的な内容(だとすろうりいは理解しているのですが、)なのですが、その三千世界、つまり大宇宙そのものの教主が大ビルシャナ仏様だそうです。そのお経を旨としているので、「華厳宗」。だからこの大仏様は特別大きいんですね。
さて大仏様の座っていらっしゃる台を蓮華座と言うそうですが、上の写真はその蓮華座つまり蓮の花弁の一枚です。ただし、実際の蓮華座に使われているものではなくて、大仏様の前に展示されているレプリカです。この繪柄自体が三千世界を描き表しているそうで、よ〜く見ると可愛いお顔の大仏様達がたくさん描かれていますね。あんまり可愛いので撮りました。

東大寺散策(参)_b0120165_2251636.jpg

芝生の山、若草山。この前、と言っても大学生時代ですから、結構前になりますが、ここに友人と上った爽快さが今も忘れられません。今回は広大な興福寺、奈良公園、東大寺、春日大社の寺・社域を巡って足も痛くなってきたものですから、上ったつもりで仰ぎ見ました。
ところで何で芝の山なんでしょうね。たしか、どこかで読んだ記憶では、東大寺と春日大社とで、これは俺の山、いや、儂の山と争って、らちがあかないため、それなら、いつもその山から木材などの財が採れないように、丸坊主にしておけば、問題はなかろうという、政策的な芝山なんだそうです。ただしうろ覚えなので、興味のある方は、改めて調べて下さい。(よだ こんどはのぼろうわかくさやま すろうりい記す)

by satoyama-06 | 2009-12-04 22:32 | 想い


<< 東大寺散策(四)      東大寺散策(弐) >>