小諸 里山の愉しみ

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2007年 10月 18日

万葉集とトランクス

万葉集とトランクス_b0120165_2129432.jpg

 さて、うちの高校生女子がただ今修学旅行に行っておりまして、このブログの読者の皆様、ご高察かもしれませんが、すろうりぃ輩、ここ二、三日「我泣き濡れて泥壁とたわむる」状況でございます。
 さて今日、万葉集第六巻の冒頭近くを読んでおりますと、「紐解かぬ」という旅に懸かる枕詞に出逢いました。夫あるいは妻を連れない旅行の枕詞に使うのだそうですが、解説によりますと、下着の紐は夫婦がたがいに結びかわし、次に逢うときまで解かないと約束するのが習慣だったのだそうです。
 さてと、先日すろうりぃ輩の誕生日だったのですが、プレゼントなど期待もせずにその日を過ごしておりますと、思いがけず、高校生女子がトランクスをプレゼントしてくれたのです。なんでトランクスなのかは分かりませんが、鰐の刺繍入りのでしたから、これはブランド物で高い!というくらいは分かり、思いがけなかった分も加算して嬉しいことでした。
 嬉しい良き品は、しばらく使わず大事にとっておくというのが、昔からの流儀なので、今回もしばらく大事にとっておこうとしますと、その女子がもう履いたか、まだ履いてないのか、明日は履くかとやけに責めるものですから、とうとう、お前が修学旅行に行っている間、安全祈願にずっと履いてると口先の言い逃れをしてしまいました。
 しかし、言ったからにはまた、確かに安全を祈ってもいたいと思い、履いたわけです。でもこざかしい現代人の衛生観念から、数日ずうっと履き通すというのは、衛生上ちょっとであろうなどと、さすがに「紐解く」すろうりぃでございました。
 本日の写真、さすがに万葉集と、使用に供したトランクスを並べて撮ったら前代未聞の写真になってしまいますよね。そこで、プレゼントを入れてくれていたピニールバックで代用した次第です。皆さんも、ほっとしたでしょ?(よだ ひもといた すろうりぃ記す)

by satoyama-06 | 2007-10-18 22:06


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