小諸 里山の愉しみ

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2012年 04月 09日

座らせる力

座らせる力_b0120165_20431092.jpg

椅子と机,机と椅子,どちらが先か。まあ、どちらが先でもいい話ですが,たまに机とのバランスが良い椅子に座った時には純粋に、椅子に座る事の幸せを感じます。
すろうりぃが体験した中で,最も衝撃的だった印象を申し上げますと,京都は京大農学部前の今出川通りに面した進々堂。この椅子に初めて座ったときの感嘆の思いは忘れられません。座って机に臂を置いた時の、今だに的確に表現できることばを知りませんが,腰が椅子に吸い付くような,臂が机に吸い付くような感触は他では感じた事がありません。後に聞き及んだところでは,その後人間国宝になった黒田辰秋さんという工芸家の作品だったそうですから,むべなるかな、です。それにしてもその「座らせる力」というのは凄い。神業に近い!
まあ、それに近い感覚と申しますと,信州は小諸御牧ヶ原にあります、どくしょ森の机と椅子が多少はそんな感じかと。えへへへ。ちゃっかりコマーシャルです。何しろ、そういう風に作って下さいとなけなしの予算のなかでお願いして出来たものですから。またその作って下さった方も今はいらっしゃらなくなってしまいましたので、尚の事,少なくともすろうりぃには進々堂のそれに匹敵する物です。私たちののんも頻繁に上り下りして,その爪でカリカリして、塗料をはげ落とした感じもいい!(と思うんですよ。)
この写真の机と椅子も悪くはありません。信州は旧浅科村の、とある施設にあるものです。(よだ  よませるちからもあったらいいな すろうりぃ記す)  

by satoyama-06 | 2012-04-09 21:34 | 芸術・文化


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