小諸 里山の愉しみ

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2010年 08月 31日

「どんな子も」

「どんな子も」_b0120165_22421421.jpg

                                      photo by fujix
こどもの頃から今に至るまで禁止の看板が好きでないのです。「危険!〜するべかず」「〜禁止」の類いです。同じ内容が否定の命令形ではなく、肯定文の形でも表されるはずです。例えば「水泳禁止」の代わりに「ここで泳いだら溺れちゃうかもしれない。とっても危ないんだ」とか言えば良いんじゃないんでしょうか。何らかの説得・共感・同感を得られる工夫も努力もせずにただ禁止!禁止!禁止!と口角泡を飛ばすような言い様はいい気がしません。
さて、この丸太の山の写真。最初は「よい子は丸太の上にのらないでね。くずれたら大けがしちゃうんだ!」としたのですが、それでは「良い子」しか言う事を聞いてくれないなと思ったものですから、続けて「悪い子も丸太の上にのらないでね。くずれたら大けがしちゃうんだ。」としました。
でも考えてみまして、世の中の大部分の子は自分って良いとも言えないし悪いとも言えないと思ってるんじゃないかなと思いまして、「良くも悪くもない子も丸太の上にのらないでね。くずれたら大けがしちゃうんだ。」としてようやく落ち着きました。これでどんな子にもアピールできました。(よだ きみはどんなこ? すろうりぃ記す)

by satoyama-06 | 2010-08-31 23:24 | 読書の森


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