小諸 里山の愉しみ

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2010年 05月 07日

トルストイの復活

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本日、歯医者さんの待合室で文芸春秋を手に取ってぺらぺらページをめくっておりますと、「トルストイの復活」というタイトルの記事が目に飛び込んできました。筆者は露西亜文學者の川端香男里(この漢字ちょっと自信ありません。)
讀み始めますと、今年はトルストイ没後百年!ああ、俺としたことがうっかりしたあ!ついつい竜馬にだけ気が行っていて、思い出さなかったあ!最も尊敬して愛読した作家だのに。大學時代に全集まで買って讀んでいたのに。
さて、その川端さんはその没後百周年なのに盛り上がりにぜんぜん欠けていて、ううむ、残念である、という内容が述べられていました。ま〜ったく同感です。
人為の不自然さに対する生理的不信感や強欲な物欲主義がひとのこころに及ぼす害悪への嫌悪。その対極に位置する、魂の悦びへの希求と、汗する労働への信頼と実践と。トルストイの精神の生んだ子どもたちが、例えばガンジーであり、日本では白樺派であるということだけを挙げても、いかにひとへの愛に満ち、理想を立て、その実現に向かって進んでいく実践力を持った思想であったかが分かります。
トルストーイの復活を期して当ブログでも没後百周年特集を組んでまいります!!(よだ すろうりぃのばか すろうりぃ記す) 
PS 上の写真は「ドッテテの木」です。今は一本しか残ってない・・・

by SATOYAMA-06 | 2010-05-07 23:07 | 人物


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